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Block Rockin’ Codes

back with another one of those block rockin' codes

Web+DB Press vol.75 で SPDY/HTTP2.0 特集を書かせて頂きました

wdpress spdy

intro

タイトルのとおり、 Web+DB Press の vol.75 に

Web をより速くする次世代プロトコル!![速習]SPDY & HTTP/2.0

というタイトルで特集記事を書かせていただきました。

WEB+DB PRESS Vol.75

WEB+DB PRESS Vol.75

SPDY 特集

本特集は、 Make the Web Faster という取り組みの一貫として、Google が開発している、新しいネットワークプロトコル SPDY について書いています。章立ては以下のようになっています。


第1章:次世代プロトコルSPDY: GoogleがしかけるWebの高速化プロジェクト
第2章:SPDYの仕様と周辺ツール: プロトコルを知り,使いこなそう
第3章:SPDYの導入方法: 自分のサイトをSPDY対応するには
第4章:そしてHTTP/2.0へ: 見直される標準仕様とSPDYの影響

内容

今回、特集を通して解説する SPDY のバージョンは SPDY/3 です。

1章

SPDY のモチベーションを知るために HTTP とその下の TCP についておさらいします。
つまり、ネットワークプログラミングの基礎的な部分の話ですね。
すると、現在の Web の状況と照らしあわせた時にボトルネックが見てきます。
それを踏まえて、 SPDY はそれらをどう改善しているのか?という切り口で解説しました。

2章

SPDY のプロトコル仕様をより詳細に解説します。
フレームの簡単な構造と、それらが実際にやり取りする様を Spdylay という SPDYer(?) 必携ライブラリに付属する Spdycat というツールを用いて可視化しながら解説します。

3章

「自分のサイトを SPDY に対応する」というテーマで、 Apache mod_spdy, Nginx, node-spdy の 3 つの導入方法を解説します。mod_spdy と node-spdy は Server Push にも対応しているため、その設定方法についても触れています。
また、 SPDY にすれば必ず早くなるとは限らないため、 SPDY に対応するにあたり考慮すべき点などのノウハウについても、現在わかっている範囲で解説しています。

4章

去年 IETF で策定が開始された、 HTTP の次世代規格 HTTP/2.0 (draft-0 から draft-1 くらいまで)の解説です。
HTTP/2.0 は最初のドラフトに SPDY/3 が採用され、また後続の仕様議論にも SPDY/3 が大きく影響を与えているため、
この二つは非常に重要な関係にあります。
そこで、 SPDY/3 には解説を踏まえた上で、なぜ SPDY が選ばれ、HTTP/2.0 はどういう方向に進んでいるのか、両者の立ち位置はどう観るべきなのか、などといった点を現時点で筆者が把握している範囲で書きました。

今後

現時点でも SPDY は SPDY/4 が、 HTTP/2.0 は draft-3 あたりが進んでいます。
IETF も interim がありましたし、その意味ではこの雑誌が出る時点で「最新」ではない話も含まれているのが正直なところです。


しかし、これは同時に SPDY, HTTP2 の発展が早く、議論が盛り上がっていることを意味しており、それは最初から想定していました。


なので、今回の特集では SPDY や HTTP2 が「何がしたいのか?」というモチベーションの部分に注目することを意識したつもりです。


この特集を読むことで、「ここまで」を把握して、興味があれば「これから」を追いかける上で、土台となるような記事になれば幸いです。

謝辞

かなりの遅筆になってしまい、担当の稲尾さんには終始迷惑をかけまくってしまいました。
最後まで根気強く付き合って頂いたおかげで、この記事はあります。感謝してもしきれません。


また、自分の追いきれていない知識について、的確なツッコミを入れて下さったレビュアーの方々にも、非常に感謝しています。


みなさま本当にありがとうございました!

まとめ

このブログを見てくださる方々は、定期的に買っている方が多いかもしれませんが、Web+DB Press は、今月も自分の以外にも面白そうな記事が多いです。


その中の 1 つとして、是非読んでみて頂けるとありがたいです。
フィードバックも歓迎します。よろしくお願いいたします。

おまけ

同日に Web+DB Press の総集編が発売されます。
vol.1 - vol.72 までが収録されており、豪華な執筆陣による書きおろし記事もあります。
(ちなみに vol.71 には、自分も共著で書かせていただいたい WebSocket 特集もあります。)


合わせてどうぞ !!

WEB+DB PRESS 総集編〔Vol.1~72〕 (WEB+DB PRESS plus)

WEB+DB PRESS 総集編〔Vol.1~72〕 (WEB+DB PRESS plus)