Block Rockin’ Codes

back with another one of those block rockin' codes

写経とか開発で便利な色々

つまみぐい勉強法

[追記]まちがった情報を載せていました、「つまみぐい勉強法の」正式な発売は5月7日でした。なんか勘違いしてました、すいません。

Shibu's Diary: ぼちぼち『IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」』が本屋に並びはじめます。
ちょっとこの本の話が出たときに「写経」の話になり、
普段どんなふうに写経をしているか?的な話題になりました。


聞いてみるとそれぞれ色々方法があるようなのですが、自分が実践してることや使ってるものが色々と受けたようなので、
ちょっとさらしてみたいと思います。写経に限らず普段実践してることの一部です。
というか便利グッズ紹介的な安いエントリです。

紹介するもの

タイトルが釣りっぽいと思われるとあれなので、先になんの話か書いておきます。
ちなみに全面糊ポストイットはおすすめです。

本の固定

写経するときは、基本的に本を開いたままそれを写して実行という感じになるので、本を開いたままにする必要があります。
よく使われるのは

といった本を固定するものたちだと思います。自分も前は「ほんたった」を使っていましたが、なかなか面倒くさいので次第に使わなくなってしまいました。

ちなみに「ほんたった」はこんな感じ。これは寝かせてますが、もちろん斜め60度くらいで立たせることが出来ます。


で、今はこんな感じです。


本を広げて上にiPhoneやらiPodを乗せています。自分はどちらもラバーケースを付けているので滑らないし、重さもちょうど良い。どっちにせよiPhoneは常に手もとにあるし、置いとくだけなので「ほんたった」みたいにカシャカシャ付け替える必要もないので楽です。

BoardPlus

TEC Boardplus


これを買ってから机の上は結構有効に使えるようになりました、もうそろそろ会社にも同じものを買おうかと考えているところです。
ただの足がついたガラス板なんですが、これでPCの上の空間を利用できます。写経する時はこの上に本を置きます。
他にもメモを取る時の机にもなるし、飲み物も置けるし便利です。



ちなみに本を置いた場合は、自分の手が見えなくなります。つまりブラインドタッチが出来ないと使えないです。(逆にブラインドタッチの練習にはなる。)


なにより、机の手前や奥や横に目線を移動しなくて済むので、変なストレスが無くなる感じはある気がします。(見てるのは方向的には手元なので)
それと、メモや資料をみながらやる作業全般は楽になります。あとガラス板なので、ポストイットとか張っとくのは便利。
チケットを書いたポストイットとか以前はディスプレイとかに張ってましたが、最近はこのガラスの端に張ってます。
あと、とっさにホワイトボードマーカで直接書き込むことも出来る。見にくいけど。

全面糊ポストイット

ポストイットはまあ、特に決めごともなく色々使っています。
で、今手元に実物は無いんですが、これはおすすめです。


全面のり付きタイプポストイット


ポストイットの糊が裏面全面についてます。
結構みんなポストイットヘビーユーザーなはずなのに、余り知られていないよう。
アジャイル系でも良く登場するポストイットですが、簡単に剥がれては困る場合とか、反り返ってうざいときにおすすめです。
基本平らな面に張ってればあまり落っこちてこないです。
ポストイットは粘着力を上げるべき」的なことを思っていた人はとりあえず買ってみるといいと思います。
でも、これ使うと上面だけに糊がついてるポストイットの良さも少し分かります。重ねばりとか。
使い分けですね。


大事なことなので2回言いますが、おすすめです。

WhiteBoard

小さいホワイトボードです。これは僕が高校受験時代からずっと使ってるものです、確かハンズで買ったはず。見ての通りかなりボロくなってますが使い慣れているので、自然とこれにメモとかを取ります。自宅に置く分にはこの暗いの大きさがちょうどいいかと。


文字のメモはPCに打ちますが、ちょっとした図や絵を描くにはちょうどいいです、裏紙的な使い方。
ただ最近は書いた後はiPhoneで写してEverNoteに上げています。抽出とか面倒くさいことしなくても、このままwikiとかに張ったりしてもいいと思います。(このあいだshibuya.tracでもそんな話がありました。)
BoardPlusが机代わりになってからまたメモを取る時も楽になりました。




消せるボールペン

ホワイトボードは、すぐ書いて簡単に消せる。それボールペンでも出来ます。
フリクションボール



その名乗の通り、キャップについてる消しゴムみたいなので擦ると消えるボールペンです。
これは大学から使ってるんですが、「消せる」ってだけで大分用途が増えます。
ボールペンのようにはっきり書けるけど、シャーペンを消しゴムで消した程度には、けっこうキレイに消えます。
今はこれとボールペンしか持ち歩いてません。



昔はボールペンタイプしかありませんでしたが、今は蛍光ペンタイプもあるので、色々使いやすい。
書き間違えてもガンガン消して書き直せるのは、バージョン管理してるからリバート出来る感覚に似てて、怖いものが無い(違)
ボールペンなのに消せる、みたいな感じで結構使えますよ。


ちなみに擦った時の熱で消えています。だからなんか熱源あると多分消えます。あと経年で消えちゃうそうです。
もちろん公式な文書とかは書けません。
(そう言えば大学のノートはまだ読めるんだろうか?)

FireBug

写経の対象は本だけじゃなくてWebにもあったりします。特に@ITとか@CodeZineとか。しかしこういうサイトは、両側に色々と広告が出てたり、うざいフラッシュが動いてたりして邪魔なので、コードだけ広々見たい場合自分はFireBugです。これが最も手軽かな。
最近のサイトは大体jQueryを使ってるし(少なくとも上の二つは)、大きなサイトは構造も同じなので、.hide()とか上手く使って一度作っておいて使い回してます。
jQuery使ってないサイトは、FireQueryを使うと幸せになれます。

Mercurial

バージョン管理システムですが、自分はMercurialを使ってます。手に馴染んで来ていい感じ。
写経だろうともちろんバージョン管理はした方がいいです。
写経は色々試したりするので、後ろ盾になるし、コミットログにページ番号とか項番とか詳しく書いとくと、次回すぐに始められる。
あと、「テキストは順番にやることを想定しているのに、自分は先に後ろの章をやりたい。」みたいなときに、Branchを切って置きます。ブランチはそのまま後の章をやるけど、元のブランチでは順番通り進める。とかやってます。終わったらマージ。
まあ、Mercurial自体も勉強したかったというのもあるし、そもそもMercurialは動作が速いんで、そういうのやるのが全くストレスにならない点がいいですね。


もちろんですが、写経の場合は、丸写ししたソースを公開リポジトリに載せてはいけません(たぶん、ライセンス的なあれで)。
BitBucketを常用してる人は注意しましょう。
(どうでもいいが、最近BitBucket良く落ちる。。)

Trac

一度、写経自体をちゃんとチケットなど切ってみて、それで進捗とか管理するのもいいかなと思って色々考えたんですが、写経でそこまでやるのは結構他の部分にコストがかかるので結局やってないです。でも、そこをちゃんと管理して「アジャイルな写経」的な感じでやったら面白いかなとは思っています。写経そのものじゃなくて、アジャイルな流れを日常的に実現する意味で。
開発だけに限らず、日常的にこういうものを使うのが一番の勉強かなと思うので。


ちなみに、Tracホスティングassemblaなんかが無料で使えます。設定だけで始められるので最初は敷居が低くていいかも。

まとめ

他の人に聞いた話では「ほんたった」とか「Book Stopper」は多かったみたいです。
あとホワイトボードは持ってる人も何人かいましたが、やっぱりポストイットはみんな普通に使ってますね。EverNoteもメモに使っている人が結構増えてきました。


別にライフハック記事を書く気はなかったんですが、勧められて書いてみました。
多分アジャイル関係を学ぶようになってから、こういう所にも色々工夫をするようになったからかもしれません。
自分が「こんなのあったらな」と思うものは大体探すと出て来たりするので、そうやって集めたものが多いです。


写経に限らず、普段の開発(会社に全部は無いけど)なんかでも使っているものなので、わりと自分のスタイルとしては定着しつつあります。


こういうの他人がどうやってるのかを聞く機会はあまり無いと思うので、どっかでだれかの参考になるかなぁと。
あと、もし「こんなのあるよ」があったら、教えてもらえるとうれしいです。