macの初期設定
先日新しくMac Bookを買ったので、早速恒例の初期設定ログを残しておきたいと思います。
今回購入したMac Bookは、OSが10.6.2 Snow Leopardです。購入時にメモリーを4Gに増設し、キーボードは英字配列を選びました。主にプログラミング開発用途で設定します。インストールはmac portを使いますので、そこから始めて以下のものを入れていきます。
- Xcode
- Mac Port
- FireFox3.5
- CarbonEmacs
- Google App Engine SDK for Python
- mercurial
- Dropbox0.7.90
- couchdb
ざっとこんなところです、まだ忘れているものがあると思うので、追加したら書き足していこうと思います。
では、初めてMacを起動した状態から、時系列に設定内容を書いて行こうと思います。
セットアップ
基本的に聞かれるがままに答えるだけです。
こちらも参照http://d.hatena.ne.jp/amachang/20080318/1205824212
- 言語選択
- 日本語
- 国
- 日本
- キーボード入力環境を選択
- ワイヤレスサービスを選択
- 今回、LAN環境は自宅:有線、外:Emobileなので、ここは設定しませんでした。
- Apple ID を入力
- 持ってないので無視
- ユーザ登録の情報
- 正直あまり入れたくないのですが、入れないと先に進めないので仕方なく入れました。しかし、後で調べると Command+Q でスキップできるようです。。(多分スキップしても、ことあるごとに入力を求められそうな気がしますが。)
- ローカルアカウントの作成
- ユーザ名を決める。
- このアカウントのピクチャを選択
- .Mac のフリートライアル
- 「今は、フリートライアルを利用しない」を選択
- ご登録ありがとうございました。
- Go を押す
- 終了
- 人によっては、ここで「必要ないもの」を奇麗に消すために、OSを一回再インストールする場合がありますが、今回はしませんでした。
各パッケージのインストール
大まかな流れ
初期設定が終わったので、ここから自分だけのMacにカスタマイズしていきます。まずデフォルトの環境を少しいじります。色々とインストールしていくのですが、MacにはMacPortsという便利なパッケージ管理システムがあるので、それを利用します。これは、主にUNIX向けのオープンソースなプロダクトを簡単にインストールできる優れたシステムなので、多くのものを自分でビルドせずにインストールすることが出来ます。(自分でビルドする技術自体は重要なので、それはそれで勉強していきます。)
ここからは、主にコマンドの実行をターミナル(bash)から行い、テキストの編集はEmacsを使用します。途中で出てくる「.bashrc」や「.emacs.el」はそれらの環境を使いやすくカスタマイズするための設定ファイルです。
環境のカスタマイズ
まず今後の設定をストレスなく行うための最小の設定をします。特にこだわりの無い人は必要ありません。あまりこだわりすぎると時間がかかるので、あくまで最小限で残りは使いながらやっていきます。
- デスクトップ左上のリンゴマーク
- システムの環境設定
- キーボード
- キーボードのタブ
- 右下の装飾キー
- caps lok とcontrolキーの入れ替え
- トラックパッド
- 今回は"一本指の動作-ドラッグの維持"以外全て選択しました。
- Expose と Space
- Spaceを有効にする。
Emobile
今回使う筐体はUSBタイプなので、基本的には差すだけなのですが、SnowLeopardにインストールする場合は、Emobileの公式サイトから専用のユーティリティソフトを落としてきてインストールする必要があります。
ユーティリティは以下から取得できます。
最新OS対応について - お客さまサポート | イー・モバイル(windows7が表示されているエリアの2つ目のタブです。)
つまり、Emobileを設定する前に、別にLAN環境があるか、他のネットに繋がったPCが必要だということになります。今回は自宅のLANにつないで直接ダウンロードしました。ダウンロードしたらインストールし、筐体を差し込めば勝手にセットアップが完了します。
Xcode
まずこれを入れます。Xcodeは、この後ソフトをインストールしたりする時に使用します。実際には統合開発環境になっており、ビルドするためのモジュール等がセットになったものというイメージです。デフォルトではインストールされていませんが、付属のDVDに入っているので、そこからインストールします。
今回は2枚のDVDが付いてきましたが、"Mac OS X Install DVD"という方に入っています。
Mac Ports
Xcodeでソフトをインストールする環境が整ったので、Mac Portsをインストールします。
- http://distfiles.macports.org/MacPorts/ にアクセス
- MacPorts-1.8.1-10.6-SnowLeopard.dmg をダウンロード
- SnowLeopard 10.6用のMac Portsは1.8.1になるので、http://svn.macports.org/repository/macports/downloads/ここにはありませんでした。
- ダウンロードしたファイルをダブルクリック
- インストーラ起動、続ける
- ライセンス許諾し続ける
- 先ほどと同様標準のインストール先にインストール
- 終了したら閉じる
- デスクトップの右上くらいに残ってるアイコンをクリックしてアンマウント
- アンマウントはアイコンをクリックして「取り出す」
- もしくはクリックしたまま右下のゴミ箱のところ(ドラッグ時は矢印になっているはず)にドラッグ
- 本来は、ここで.profileというファイルをホームディレクトリに作成し、PATHを設定する必要があるのですが、このパッケージは、それも一緒にやってくれるみたいです。一応確認だけしておきましょう。
- ターミナルを起動し、ls -a と実行。
- .profileというファイルがあるはずです。
- あったらless .profile と実行。
- 以下のような内容が書かれていればそのままで大丈夫です。無ければ作成します、作成方法は割愛。
# MacPorts Installer addition on 2009-12-26_at_16:50:38: adding an appropriate PATH variable for use with MacPorts. export PATH=/opt/local/bin:/opt/local/sbin:$PATH # Finished adapting your PATH environment variable for use with MacPorts.
-
- ネットで調べると、もう3行同じようなものを書いている場合がありますが、それは管理者権限の設定でしょう。今回はそのままいきました。
これでMacPortsが手に入りました、今後はびっくりするくらいインストールが楽になります。アンインストール、アップデートもこれで出来ます。まずは、このMacPortsを使ってMacPorts自身をアップデートしてみましょう。
- ターミナルから以下を実行します。
$ sudo port -d selfupdate
-
- 基本的にこういう形で使用します。
- sudoは管理権限での実行なので、実行時にパスワードを聞かれる場合があります。
- command not found 的なことを聞かれたら、先ほどの.profileがきちんと読まれていない可能性があります。ターミナルを再起動するか、以下を実行して再読み込みしてみましょう。
$ source .profile
- 一応次のコマンドもやるように多くのサイトでは書かれており自分もやりましたが、上記をやっていればいいようです。
$ sudo port -d sync
ちなみに、Mac Portsを使わない場合は、基本的に今のようにネットからダウンロードしてきたファイルをダブルクリックしてインストールし、アンマウントします。一度覚えれば他も大体同じように出来ます。
FireFox
これは好みです、とりあえずこれを入れて、Chromeは後で入れる予定です。今回はFireFox3.5を入れます、これはMacPortsではなく、普通にFireFoxのサイトを訪れ、ダウンロードしました。ここまでのものとインストールの流れは同じなので割愛。
- http://mozilla.jp/firefox/ にアクセス
- FireFox3.5をダウンロード
- 普通にインストール
CarbonEmacs
Mac用のEmacsです。メインのテキストエディタとして使用します。Macで使用できるEmacsも色々あるようですが、やはりエディタを導入する際の一番の問題点は日本語の対応だったりします。CarbonEmacsはそういった設定が全部されていて、インストールするだけですぐに使えるそうなので、今回はこれを導入することにしました。他のエディタを入れる人は関係ありません。
これもMacPortsでは無くネットからダウンロードしました。
- http://homepage.mac.com/zenitani/emacs-j.htmlにアクセス
- CarbonEmacs-Leopard-20090725.dmg をダウンロード
- いつも通りインストール
macは普通のインストールも楽でいいですね。
GoogleAppEngine-SDK
GAEはPython派なのですが、MacにはPyhtonが標準で入っています。なので、GAEの開発環境さえ入れれば開発が始められます。(と書いて思い出したのですが、Maxに入ってるのはPython2.6でした。確か、GAEは2.5だった気がするので、その辺調査して追記します。
- http://googleappengine.googlecode.com/files/ にアクセス
- GoogleAppEngineLauncher-1.3.0.dmg をダウンロード
- いつも通りインストール
mercurial
バージョン管理はmercurialを使っています。ちなみにホスティングはbitbucketを使っています、まだ使いこなせてませんが、、
これは、いよいよmacportsを使用します。
- ターミナルから以下を実行
$ sudo port install mercurial
-
- インストールは基本これで終了です、他の設定は必要に応じて下記を参照
http://it.kndb.jp/entry/show/id/999
http://mercurial.selenic.com/wiki/JapaneseTutorialInstal
Dropbox
所持する他のマシンとの共有はDropboxとbitbucketを併用しています。
- https://www.getdropbox.com/ にアクセス
- Download Dropbox からダウンロード
- いつも通りインストール
- アカウントを持っている場合は、ホームディレクトリにDropboxフォルダが出来て同期が始まります。
couchdb
今話題のkey-valueストアです。erlangで実装されているため、erlangVMが必要な上、他にも依存するパッケージがいくつかあるのですが、Mac Portsを使用すると以下のコマンドだけですみます。このインストールは、様々な依存パッケージをソースからビルドしているようなので、インストールに結構時間がかかります(別のことをしていたので、どのくらいかは計ってませんでした。30分くらいかかったかな?
sudo port install couchdb
こちらも参照 http://ponytailthes.blogspot.com/2009/12/mapreducedb-couchdb.html
正直後から思い出して書いているので、抜けがあるかもしれません。現時点ではこのくらいです、他にも足していくので、その時追記します。